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◆クラミジア
クラミジアは細菌とウィルスの中間に分類されている微生物です。
生きた細胞の中でしか増殖することが出来ず、結膜炎等を起こす原因である病原体ですが、性行為によって生殖器障害を起こす病気が蔓延するため、性病として扱われています。
クラミジアは主に泌尿生殖器に感染し、その感染数はすべての性病の中で最も多いと言われています。
また、オーラルセックスの増加により咽頭(のど)に同時感染する症例が多いのも特徴です。
男女共に 感染しても無症状の場合が多く、感染を早期発見することが蔓延を食い止める最善の方法です。

※感染の原因※
〔性的接触〕
主として血液・精液・膣分泌液によって感染します。
(日常生活では主に性行為など)性行為におけるコンドームの正しい使用は、クラミジアや他の性病予防にとって有効な手段です。感染者との無防備なセックスは感染の可能性があります。
●コンドームを使わない性交 ●オーラルセックス ●性器具の共用

〔母子感染〕
子宮頸管にクラミジアが感染していると、分娩時にその部分を通ってくる胎児に感染します。
その結果、出生後、胎児が結膜炎や肺炎を起こします。
妊娠中にクラミジア感染が分かった場合には、適切な薬剤にて治療を行い、母子感染を防ぐ事が出来ます。

※感染後の症状※
感染後はほとんどの場合、男女に関係なく無症状で進行します。
男性に比べて女性の方が不妊症など、深刻な身体的影響を受けやすいのが特徴です。
【女性の場合】
精液中に含まれるクラミジアが、子宮頸管に感染することから始まります。
一般的には感染機会後約2週間で発症しますが、約70%が無症状です。
症状が出てもわずかにおりものがあったり、不正出血や下腹部痛が出る程度です。また、子宮・膣のみでなく尿道にも感染が広がり、膀胱炎症状が出ることも時々あります。
【男性の場合】
尿道に軽い炎症を起こし、排尿時に尿がわずかにしみたり、濃い分泌液が少し出る程度のことが多いのです。
しかも感染者の半分は、そのような症状さえもほとんど自覚しないほど、軽い症状にとどまっています。


◆カンジダ
カンジダ症はカンジダという真菌(カビ)が感染して引き起こされる性病です。
カンジダ菌は外陰部の皮膚に常在する菌の一つで、性行為や体調不良などで生殖器の粘膜が傷んだり、免疫力が低下すると、カンジダの増殖につながり炎症が酷くなります。

※感染の原因※
【性的接触】

性行為により粘膜感染します。
●コンドームを使わない性交  ●オーラルセックス  ●性器具の共用

【母子感染】
カンジダ菌は膣・外陰部に常在する菌で、体調不良や免疫力の低下により症状が現れます。これが自己感染です。
多汗やオムツの使用、肥満などは局所の湿潤によりカンジダ症を生じやすくなります。
健康な性成熟期の女性の場合は、性交渉、ステロイド外用剤の乱用が、要因となります。 また、生理や妊娠、ピルの服用、抗生物質の濫用、糖尿病などもカンジダ症となる憎悪因子となります。

※感染後の症状※
【女性の場合】

膣・外陰カンジダ症の典型的な症状は、外陰部のかゆみとおりものです。
外陰部のかゆみは、特に膣入り口周辺部に強く、激しい熱っぽさを伴うこともあります。
おりものはヨーグルト状の白色または、黄白色です。

【男性の場合】
亀頭包皮炎を起こす傾向があります。
症状としては、潰れやすい小さい膿を持った発疹ができたり、かゆみ皮膚の一部がかぶれたように赤くなります。